ゴロフキン「戦術的なミス」悔やむも勝者カネロを「真の戦士だ」祝福

WBA＆WBC＆IBF＆WBO統一世界スーパーミドル級タイトルマッチ12回戦   ●ゲンナジー・ゴロフキン　判定　サウル・“カネロ”・アルバレス〇 （ 2022年9月17日    米ネバダ州ラスベガス　T―モバイル・アリーナ ）

試合が終了し抱き合うカネロとゴロフキン（AP）
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　宿命の対決に決着がついた。かつてミドル級の頂上を争った両雄の3度目の対戦は、スーパーミドル級4団体統一王者のカネロ（赤毛の意）ことアルバレスが、ミドル級2冠王者ゴロフキンに3―0で判定勝ち。採点はジャッジ2人が115―113、1人が116―112だった。いずれも判定が議論を呼んだ過去2戦とは異なり、カネロが明白な勝利でゴロフキン戦2勝1分けとした。

　ゴロフキンもカネロを「真の戦士だ」と祝福した。村田戦と同じスロースタートを「戦術的なミス」と悔やみながらも「ボクシング界最高のハイレベルな戦いだった」と内容には納得した様子。

　1階級上への挑戦だったため、負けてもWBAとIBFのミドル級世界王者に変わりはない。「もちろん（現役を）続ける。たくさんの計画がある。私はまだ160ポンド（ミドル級）の王者だ」と意欲的だった。