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井上尚弥“念願”米合宿から帰国「スパー刺激的だった」 12月バトラーとの4団体王座統一戦へ弾み

[ 2022年9月19日 04:30 ]

ロサンゼルス合宿から帰国した井上尚弥(右)と拓真
Photo By スポニチ

 プロボクシングのWBAスーパー&WBC&IBF統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が18日、スパーリング合宿先の米ロサンゼルスから羽田空港に帰国した。

 弟の元WBC世界バンタム級暫定王者・拓真(26=同)とともに、元6階級制覇王者マニー・パッキャオを生んだワイルドカードジムで5日間、計29ラウンド。「向こうの選手やトレーナーが見ている中でのスパーは刺激的だった」と充実の表情を浮かべた。

 希望していた海外合宿が、12月に予定するWBO同級王者ポール・バトラー(33=英国)との4団体王座統一戦を前に初めて実現した。スパーリングパートナーはWBAスーパーバンタム級1位アザト・ホバニシアン(34=アルメニア)や、WBCフェザー級11位アダム・ロペス(26=米国)らが務め、ロペスは「左右に動いて足を使う選手で、バトラーに似ている」と井上自ら指名。「日本ではこんなに充実した環境は整わない。それぞれ(特徴が)違うし、世界トップで戦っている選手ばかりなので毎回気が抜けない」と効果を説明した。

 「また米国で試合をする時の予行演習にもなった」という井上は、今後も海外合宿の機会を探る意向。バトラー戦へ向けてはすぐにジムワークを開始し、10月末に走り込み合宿を行う予定と明かした。

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2022年9月19日のニュース