×

JBCの体制整わず…井岡一翔VS福永亮次戦のドーピング検査は専門機関に依頼

[ 2021年12月30日 14:37 ]

計量をパスした井岡(左)と福永(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦の前日計量・記者会見が30日、試合会場の東京・大田区総合体育館で行われ、王者・井岡一翔(32=志成)はリミットの52.1キロ、挑戦者で同級6位の福永亮次(35=角海老宝石)は100グラム軽い52.0キロで、ともに一回目でパスした。

 井岡にとっては昨年の田中恒成(畑中)戦に続く、大みそかの日本人対決だが、田中戦では試合中にタトゥーが露出し、日本ボクシングコミッション(JBC)から厳重注意処分を受け、さらにドーピング検査ではJBCの不手際から違反が疑われる騒動にも発展した。

 JBCはドーピング検査体制を整備することを約束したが、まだ完全な形は整っておらず、成富毅本部事務局長は「9月の時(V3戦)と同じように専門の検査機関に精密検査を依頼します」と説明。試合後に検体を採取し、JBCで冷凍保管し、来月5日に検査機関に持ち込むとした。

 また、タトゥーについてはルールミーティングで、粉末式のファンデーションではなく、スプレー式コンシーラーを使用して隠すことを求めた。試合前にJBCの職員がチェックするとしている。

続きを表示

2021年12月30日のニュース