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井岡一翔、統一戦からの変更は“挑戦”「ここで立ち止まっていられない」

[ 2021年12月30日 14:12 ]

計量をパスした井岡(左)と福永(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦の前日計量・記者会見が30日、試合会場の東京・大田区総合体育館で行われ、王者・井岡一翔(32=志成)はリミットの52.1キロ、挑戦者で同級6位の福永亮次(35=角海老宝石)は100グラム軽い52.0キロで、ともに一回目でパスした。

 井岡にとっては4度目の防衛戦。当初予定されていたIBF王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)との王座統一戦から変更となったが、10回目となる大みそかの試合に向け、「今までやってきたことを試合で出し、見ている人に何か伝わるような熱い試合をして盛り上げたい」と気合を入れた。

 ボクシング界の1年間を締めくくる“トリ”を務める責任感も強い。「コロナでリングに上がりたくても上がれない選手もいる。ボクサーとしてチャンピオンとしてリングに立てることはうれしい」と話し、「統一戦でなくなったことは複雑な心境ではあるけど、ここで立ち止まっていられない。初めての状況だけど、僕の中ではこれも挑戦だと思って挑みたい」と言葉に力を込めた。
 試合で使用するグローブは井岡がエバーラスト、福永がレイジェスで、ともにメキシコ製。両者ともに色は黒となった。

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2021年12月30日のニュース