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仲里周磨「沖縄にベルトを持って帰る」 “親子鷹”で日本王座獲得目指す

[ 2021年8月11日 17:21 ]

<日本ライト級タイトルマッチ>前日計量をクリアした王者・吉野修一郎(左)と挑戦者の仲里周磨(三迫ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシング日本ライト級タイトルマッチ10回戦(12日、後楽園ホール)の前日計量が11日、東京都内の病院で行われ、王者・吉野修一郎(29=三迫)はリミットの61.2キロ、挑戦者で同級10位の仲里周磨(24=ナカザト)は200グラム軽い61.0キロでクリアした。

 挑戦者の仲里はこれまでスーパーフェザー級を主戦場としてきたが、ライト級に階級を上げて初戦がタイトルマッチ。計量後にオンライン取材に応じ、「滅多にないチャンス。絶対にものにして沖縄にベルトを持って帰りたい」と意気込みを語った。

 小5から元東洋太平洋スーパーバンタム級王者で、ナカザトジム会長の父・繁さんにボクシングの手ほどきを受けた。「夢に見たとまでは言わないけど、ずっとタイトルマッチを目標にしてきた。いよいよ来たなという思い」と心境を語る。

 対戦相手の吉野は日本王座に加え、東洋太平洋、WBOアジアパシフィック王座も保持する3冠王者。「パンチもあり、フィジカルも強くてディフェンスも良い万能型。全体的に強い」とリスペクトしつつ、「距離がカギになる。自分の距離で闘うことを徹底したい」と話した。

 「ライト級の方が自分本来のパフォーマンスを発揮できる」と判断して転級を決めた24歳は「最終目標は世界だけど、ライト級は国内でも層が厚いので、まずはタイトルを獲ること」と目の前の一戦に全集中する。

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2021年8月11日のニュース