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3冠王者・吉野修一郎、V7戦へ柔道の阿部兄妹から刺激「正直しびれました」

[ 2021年8月11日 17:07 ]

<日本ライト級タイトルマッチ>前日計量をクリアした王者・吉野修一郎(左)と挑戦者の仲里周磨(三迫ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシング日本ライト級タイトルマッチ10回戦(12日、後楽園ホール)の前日計量が11日、東京都内の病院で行われ、王者・吉野修一郎(29=三迫)はリミットの61.2キロ、挑戦者で同級10位の仲里周磨(24=ナカザト)は200グラム軽い61.0キロでクリアした。

 東洋太平洋とWBOアジアパシフィック王座も保持し、海外の強豪との試合を熱望する吉野にとって日本王座7度目の防衛戦。計量後にオンライン取材に応じ、「このご時世に日本タイトルだけでも試合がやれるのはありがたい」と感謝し、「勝って防衛します。圧倒、圧勝できればとは思っていますが、何があるか分からないのがボクシングなので」と表情を引き締めた。

 8日に閉幕した東京五輪では柔道の阿部一二三、詩兄妹の同日同時金メダル獲得に「正直、ちょっとしびれました」と明かし、「刺激もそうだけど、元気をもらえました」と話した。また、ボクシングの女子フェザー級で入江聖奈(日体大)が金メダルを獲得するなど日本勢が活躍。吉野は「日本のボクシングも強ぇ~なと。昔と違って海外の選手にも勝てるし、金メダルを獲ったことは本当にすごいこと」と感心。「自分も海外に行ければ、もっと元気が出る。相手がビックネームなら最高ですけど、ボクシングファンが『おっ、この選手と!」というような選手とやりたい」と、防衛戦をクリアして次のステージに進むことを希望した。

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2021年8月11日のニュース