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井上尚弥 衝撃の70秒殺!日本選手世界戦歴代最速KO「この一撃で終わったと」

[ 2018年10月7日 21:31 ]

WBSSバンタム級トーナメント1回戦&WBA世界同級タイトルマッチ   王者・井上尚弥―同級4位フアンカルロス・パヤノ ( 2018年10月7日    横浜アリーナ )

<WBA世界バンタム級>1R、パヤノからダウンを奪う井上尚弥 (撮影・白鳥 佳樹)
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 衝撃的だった。プロボクシング主要団体の王者らが参戦して階級最強を決める「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」が7日、横浜アリーナで開幕。バンタム級トーナメント1回戦でWBA世界同級王者の井上尚弥(25=大橋)が、元WBAスーパー王者でWBA同級4位のフアンカルロス・パヤノ(34=ドミニカ共和国)を、日本選手の世界戦歴代最速となる初回1分10秒にKOで下し、準決勝進出を決めた。また、WBA世界同級王座の初防衛にも成功した。井上尚の通算戦績は17勝15KO無敗。

 初回からフルスロットルだった。井上尚がワンツーの右でぶっ倒した。仰向けに沈んだパヤノはピクリッとも動かない。「最高です。手応えがもの凄く拳に伝わってきて、かなり効いてると。この一撃で終わったと思った」。ラフな攻撃が特徴のパヤノをねじ伏せた。「入り際のストレート。ずっと練習してきたパンチ」。70秒殺は日本人の世界戦歴代最速KO記録。KO勝利は世界戦7試合連続で具志堅用高(協栄)を、通算11回目は内山高志(ワタナベ)をそれぞれ抜いて国内歴代1位となった。「最高の形でスタートが切れた。対戦したいのは“井上、危ない”といわれているロドリゲス」。順当なら次戦の準決勝で対戦する可能性があるIBF同級王者のエマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)を挙げた。準決勝の日程、対戦相手などは後日、発表される。

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