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比嘉12連続KO勝利!さあ世界へ「記憶に残る試合を」

[ 2017年2月5日 05:30 ]

10回戦   ○比嘉大吾 4回2分29秒TKO ディオネル・ディオコス● ( 2017年2月4日    後楽園ホール )

4回、ディオコス(左)に右ストレートを見舞う比嘉
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 ボクシングの東洋太平洋フライ級王者・比嘉大吾(21=白井具志堅)がプロデビューからの連続KO勝利を12試合に伸ばし、“世界前哨戦”を飾った。ディオネル・ディオコス(フィリピン)とのノンタイトル戦で4回2分29秒TKO勝ちを収め、今夏予定の世界初挑戦へ弾みをつけた。

 具志堅用高会長が「行け!」とKO指令を出した4回。比嘉は左ボディーで相手に膝をつかせ、レフェリーストップを呼び込んだ。それでも左ジャブやボディーで圧倒しながら右の精度が悪く、仕留めるのに時間がかかったとあり「だらしない試合をしてすみません。相手に応じてのボクシングができなかった」と謝罪した。1階級上のスーパーフライ級での試合ながら「自分が甘かった」と減量にも苦しみ、「世界をやる前にいい経験ができた」とうなだれた。

 WBCフライ級は3月4日に同級1位ナワポーン(タイ)―2位エルナンデス(メキシコ)の王座決定戦が行われ、勝者は現在3位の比嘉との対戦が義務づけられる。8月9日の誕生日よりも前に勝てば、具志堅会長と同じ21歳での王座奪取が実現。比嘉は「記憶に残る試合をして、絶対に獲りたい」と意気込んだ。

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2017年2月5日のニュース