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「チーム和毅」結成を発表、兄・興毅氏がトレーナー 年内2階級制覇目指す

[ 2017年1月5日 15:49 ]

兄・興毅氏(右)が見守る中、初練習を行う亀田和毅
Photo By スポニチ

 ボクシングの元WBO世界バンタム級王者・亀田和毅(25=協栄)が5日、東京都新宿区の協栄ジムで新年最初の練習を行った。年内のスーパーバンタム級での世界2階級制覇を目指し、陣営は元3階級制覇王者の兄・亀田興毅氏(30)をチーフトレーナーに置く「チーム和毅」を結成すると発表。近日中に興毅氏を協栄ジムのトレーナーとして、日本ボクシングコミッション(JBC)へライセンスの申請を行うことを明かした。

 興毅氏は「和毅のそばで支えて、みんなで世界王者に持っていけたら、こんなうれしいことはない。フィジカルトレーナーからカットマンまで、どういう人が和毅に一番合うかを考えて、しっかりした仕組みをつくりたい」と“チームづくり”の構想を披露。和毅も「チームをつくってくれるのは心強い。練習だけに集中できる環境が整う。日本で試合できるのが一番うれしいし、毎日練習して、与えられた試合を最高の内容で勝つだけ」と歓迎した。

 協栄ジムの金平桂一郎会長(51)は「JBCへの申請は問題なく受け入れられると思っている。興毅氏には和毅を支えて再び世界王者にする、総合的なトレーナーをやってもらおうと思う。和毅が日本に根付くには興毅氏の意見がどうしても必要」と説明した。日本復帰戦となる次戦は近日中に発表予定で、相手は世界ランカーを検討しているという。

 和毅はこの日、興毅氏が見守る中、シャドーボクシングなどで軽く体を動かした。年末の世界戦では同じ階級のIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチを注目していたそうで、無敗のジョナタン・グスマン(27=ドミニカ共和国)からダウンを奪って判定勝ちし、新王者となった小国以載(28=角海老宝石)を「凄い。ビックリしました。作戦勝ちやと思う」と称えていた。

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