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オカダ 激闘46分殺V2!必殺レインメーカーで決着

[ 2017年1月5日 05:30 ]

<新日本>レインメーカーでオメガ(左)を仕留めたオカダ
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 新春恒例のビッグイベントで、第65代IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカ(29)が歴史に残る激闘を制した。シングル初対決となった昨年G1覇者ケニー・オメガ(33)との一戦はCS放送の中継時間に入りきらないほどの長期戦となり、46分45秒、レインメーカー(短距離ラリアット)からのエビ固めで2度目の防衛に成功した。IWGPインターコンチネンタル選手権は内藤哲也(34)が棚橋弘至(40)を退けて2度目の防衛を果たした。

 首元の大きなアザ、背中に刻まれた裂傷。それが激闘を物語っていた。至宝を守ったオカダは疲弊しきった表情で会見場に現れ「13年ぐらいプロレスをやっているが、死ぬかと思う試合だった」と振り返った。45分を超える激闘は自身初めての長期戦。試合を生中継したテレ朝チャンネルの午後9時30分までの枠に収まらなかったほどだ。

 外国人初のG1王者の予期せぬ大技に苦戦した。20分すぎには鉄柵越しのラケプラーダ、30分すぎには雪崩式の飛龍原爆固めを受けた。何度も崖っ縁に立った。それでも片翼の天使だけは防ぎきり、最後はこん身のレインメーカーで勝負を決めた。「ケニーは新日本の歴史上、一番強いレスラー」。そう認めざるを得ない試合だった。

 昨年の東京ドーム大会後は中邑真輔らが離脱した。オカダも「どうなることか」と思ったが、新日本は揺るがなかった。それも自分が引っ張ってきたからという自負がある。「新日本をまだまだ大きくしていく」。3年連続で東京ドームのメインを務めた男は、これからも金の雨を降らせ続ける。

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