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V3の井上尚 腰を痛めていた「ひねれない状態だった」

[ 2016年9月4日 22:33 ]

10回、ペッチバンボーン(左)に右フックを見舞う井上尚

プロボクシングWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦 王者・井上尚弥 KO10回3分3秒 挑戦者ペッチバンボーン・ゴーキャットジム

(9月4日 神奈川・スカイアリーナ座間)
 ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(23=大橋)が苦しみながらも地元・座間で2試合ぶりのKO勝ちを収めた。タフな挑戦者ペッチバンボーン・ゴーキャットジム(31=タイ)を右ストレート2発で倒して10回3分3秒KO勝ち。3度目の防衛に成功し、デビューから11連勝(9KO)とした。試合後、大橋ジムの大橋秀行会長(51)は井上尚が腰を痛めていたことを明かした。

 「腰を痛めてスパーできない状態が来て、そのまま来てしまった。試合前のミット打ちを見てても本調子じゃない。これは判定になるなと思った」と大橋会長。さらに「途中で拳も痛めていた。左ジャブだけ、フットワークだけでも勝てたけど、ムキになって倒しにいった。それはそれで感動した」と問題を抱えながらのKO防衛に及第点を与えた。

 それでも井上尚は「ずっと倒すと意気込んでいたので。(ケガは)言い訳になっちゃうんで。今日の出来が全てだった。腰はひねれない状態だった。(痛めたのは)2、3週間ぐらい前。疲労かな」と悔しがった。「拳は打てないほどじゃない。前回ほどじゃない。ほんのり痛いぐらい」と続けた。

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