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八重樫3階級制覇へ「しっかり勝つ」9キロ減量も余裕クリア

[ 2014年12月30日 05:30 ]

計量パスした八重樫(左)とゲバラ

WBC世界ライトフライ級王座決定戦 同級1位・ペドロ・ゲバラ VS 同級3位・八重樫東

(12月30日 東京体育館)
 WBC世界ライトフライ級王座決定戦は八重樫がリミットを200グラム下回る48・7キロ、ゲバラが500グラムアンダーの48・4キロで一発パスした。9月のゴンサレス戦までフライ級(リミット50・8キロ)だった八重樫は1階級下げた今回、普段の58キロから9キロ以上の減量を強いられながら余裕の数値でクリア。

 2年前までミニマム級(同47・6キロ)だったとはいえ「時期も年齢も違う」とあって、新たに専門家のアドバイスを仰ぎ「分からないことはすぐ聞いて自己流(の減量法)にならないようにした」という。「体の脂肪を削って水を抜いただけ」と詳細は語らなかったが、大橋秀行会長は「研究して肉体改造している。プロ中のプロ」と絶賛した。

 勝てば亀田興毅に続く日本人2人目の世界3階級制覇。肉体的にも技術的にも進歩を続ける31歳に対し、大橋会長は「ライトフライ級で落ち着いたら4階級制覇をやって有終の美を飾らせたい」と国内初の快挙への青写真を描く。もっとも八重樫は「相手もしっかり体をつくってきていて強そう。大きな舞台での再起戦になるので、しっかり勝ちたい」と、いつになく真剣な表情で話した。 

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