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王者が赤いグローブ拒否…挑戦者の井上「そろそろ世代交代」

[ 2014年12月28日 14:45 ]

調印式を終えた井上尚弥(左)とナルバエス

 30日に東京体育館で行われるボクシングのトリプル世界戦の調印式が28日、都内で開かれた。

 前WBC世界ライトフライ級王者・井上尚弥(21=大橋)が2階級制覇を狙うWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチでは、試合当日に使用するグローブのチェックで王者オマール・ナルバエス(39=アルゼンチン)が赤いグローブを拒否。井上と同じ黒いグローブを選び「同じ条件で戦うのが理想。黒は見にくく、赤は見やすい」と持論を展開した。

 一方、国内最速となるプロ8戦目での2階級制覇を狙う井上は「記録はそんなにこだわっていない」とし、11連続防衛中の王者に対し「そろそろ世代交代の時と思う」と自信を示した。

 また、WBC世界ライトフライ級王座決定戦に3階級制覇を懸けて挑戦する八重樫東(31=大橋)は「東京体育館は大橋(秀行)会長が現役最後の試合をした場所。そこで戦うことを誇りに思い必ず勝ちたい」と意気込んだ。WBC世界ライト級王座決定戦に3階級制覇が懸かるホルヘ・リナレス(29=ベネズエラ、帝拳)は「このチャンスを待っていた。誰が相手でも勝てる練習をしてきた」と話した。

 前座ではロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太(28=帝拳)がプロ6戦目に臨む。「日本でリラックスして練習ができた。いい練習が積めている」と笑顔をのぞかせた。

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2014年12月28日のニュース