×

大毅 兄、弟に続けず…判定で敗れ「男らしく負けを認める」

[ 2011年12月7日 21:21 ]

テーパリット・ゴーキャットジム(奥)に判定で敗れ、引き揚げる亀田大毅

WBAスーパーフライ級タイトルマッチ 亀田大毅(22=亀田)―テーパリット・ゴーキャットジム(23=タイ)

(12月7日 大阪府立体育会館)
 フライ級に続く2階級制覇を狙うスーパーフライ級1位の亀田大毅(亀田)は、メーンで同級王者テーパリット・ゴーキャットジム(タイ)に挑戦。激しい打撃戦となったが、0―3の判定で敗れ、日本初の兄弟での複数階級制覇はならなかった。大毅は「見ての通り。実力通りじゃないかな。挑戦者らしく根性を出していこうと思っていた。調子は良かった。男らしく負けを認める」と語った。

 第1ラウンドこそお互いに様子見だったが、第2ラウンド以降は足を止めての接近戦。激しい打ち合いの中で、大毅が王者の顔面にパンチをヒットさせるシーンもあったが、タフな王者を倒すことができず、逆に手数で勝る王者のパンチを浴び、試合後の大毅の顔は右目付近を中心にはれ上がっていた。

 3人のジャッジは115―113、116―112、119―110といずれも王者に軍配。0―3の完敗だった。

 なお、対戦前には、橋下徹大阪市長と、松井一郎大阪府知事が国歌を斉唱し、会場を盛り上げた。

 ▽テーパリットの話 正直、判定のポイントがすごく心配だった。(亀田大は)素晴らしい選手。次やっても勝てるか分からない。今回は左フックが彼より勝っていたと思う。

続きを表示

この記事のフォト

2011年12月7日のニュース