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興毅 3度目防衛!4回KO勝ちで「大阪サイコー!」

[ 2011年12月7日 19:30 ]

4回、マリオ・マシアス(右)からダウンを奪う亀田興毅

WBA世界バンタム級タイトルマッチ 亀田興毅(25=亀田)―マリオ・マシアス(26=メキシコ)

(12月7日 大阪府立体育会館)
 世界ボクシング協会(WBA)ダブルタイトルマッチ各12回戦は7日、大阪府立体育会館で行われ、バンタム級チャンピオンの亀田興毅(亀田)が同級12位のマリオ・マシアス(メキシコ)と対戦し、4回KO勝ちで3度目の防衛を果たした。

 まずは1回、左フックで最初のダウンを奪った。その後も上下に打ち分けて攻め続け、3回に左で再びダウンさせた。4回はコーナーに追い詰めて左右の腹を連打。最後は左ボディーでマシアスが崩れ落ちる盤石の試合。

 試合後、腫れ一つない顔に余裕の笑顔を浮かべた興毅。地元・大阪での快勝に開口一番「大阪、大阪サイコー!」と絶叫。そして「きょうは調子よかった。パンチも一番いい出来やったと思う。大阪のおかげかな」と話し、場内の大歓声を浴びた。その後は、王者の顔から兄の顔に。「次はメーン、大毅の試合があるんで最大のサポートをしたい」と話した。

 その後、「ボディーがキーポイントだった。パンチにパワーが戻ってきたし、ことし一番いい試合だった。来年につながったと思う」と会心の試合について語った。

 ▽マシアスの話 望んでいた結果ではなく悲しい。最初は良かったが、興毅がボディーに何発も入れてきたのが効いた。

 ◆亀田 興毅(かめだ・こうき)03年12月プロデビュー。06年8月にWBAライトフライ級王者となり、09年11月には内藤大助に判定勝ちして世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王座を獲得。昨年12月、WBAバンタム級王座決定戦に勝って日本選手初の3階級制覇を達成した。左ボクサーファイター。戦績は28戦27勝(17KO)1敗。25歳。大阪市出身。

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