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慶応ボーイがTKO勝ち!甲子園制した

[ 2009年8月11日 06:00 ]

斉藤光希(右)に左フックを見舞う松倉信太郎

 “KO”ボーイがTKOで初優勝した。「K―1甲子園FINAL16」が10日、東京・国立代々木競技場第2体育館で行われ、70キロ級トーナメントは松倉信太郎(慶応3年)が決勝で斉藤光希(静岡・浜北西3年)を延長戦の末、46秒TKOで破り、王者に輝いた。

【試合結果


 松倉のパンチの連打で斉藤の鼻血がひどくなった。2分1Rで決着がつかずに突入した延長戦。46秒、2度のドクターチェックでTKO負けとなる甲子園ルールで勝利が決まると、肩車の上で松倉は両拳を突き上げた。70キロ級初代王者となった慶応ボーイは「うちの母ちゃん、ヤバイっすよ」と細い目をさらに細くした。幼稚舎から父と同じ慶応に入ったが、母・智子さん(42)がPRIDEの大ファン。手を引かれるように中学から格闘技を始めた。高校2年のキックのプロデビュー戦で負けると、母は凄いけんまくだった。自らも道場に通う熱血母ちゃんも納得の優勝だった。

 高校の友人から「本当に強いの?」と言われた。「これで話しやすくなる」と笑った松倉は来年、慶大に進学するが「信じられないくらいK―1が好き。試合に出まくりたい」と夢を話した。

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2009年8月11日のニュース