“ヒールの火花”中邑４戦全勝も激怒「飯塚殺す！」

真壁刀義とドローに終わり、さえない表情の棚橋弘至

　新日本の真夏の祭典「Ｇ１　ＣＬＩＭＡＸ２００９」横浜大会が１０日、神奈川県横浜市の横浜文化体育館で行われた。ＢブロックではＧ１初優勝を目指す中邑真輔（２９）が飯塚高史（４３）を撃破。４戦全勝で勝ち点を８に伸ばし、決勝トーナメント進出に大きく前進した。

　同じヒール軍団「ＣＨＡＯＳ（ケイオス）」に所属する２人だが、試合は大荒れ。入場途中に奇襲攻撃を受け、場外ではイスでメッタ打ちにされた中邑だったが、飯塚の“鉄の爪”をハイキックで阻止。５分１１秒、ボマイェ（顔面へのひざ蹴り）からの片エビ固めで勝負を決めが、試合後は「飯塚殺すからな！」と控え室で怒りをぶちまけた。

　メーンではＩＷＧＰヘビー級王者の棚橋弘至（３２）は真壁刀義（３６）と激突したが３０分時間切れドロー。ノアから参戦した杉浦貴（３９）は中西学（４２）に大逆転勝ちし、公式戦４戦目で初白星を挙げた。