栗山英樹氏「翔平、お前が何とかしろ!」 ほぼ初見で大谷とバッテリー組んだ中村捕手には“謝罪”も…

[ 2023年12月31日 21:11 ]

<WBC決勝 日本・米国>優勝し、中村捕手と抱き合って喜びを爆発させる大谷(中央右)ら侍ジャパンナイン
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 3月のWBCで侍ジャパンを3大会ぶり世界一に導き、日本ハムのチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)に就任する栗山英樹氏(62)が31日放送のテレビ朝日「ザワつく!大晦日2023 一茂良純ちさ子の会 6時間SP」(後5・00)に出演。米国代表との決勝戦、9回に大谷翔平投手のボールを“初めて”受けることになった中村悠平捕手に謝罪する場面があった。

 WBC決勝では、最後に大谷が1点リードの9回から登板。当時エンゼルスの同僚だった米国代表のマイク・トラウトを空振り三振に打ち取り、14年ぶりの世界一を勝ち取り歓喜の瞬間が訪れた。この時、大谷とバッテリーを組んだ中村がVTR出演。ほぼ初見の“ぶっつけ本番”で大谷の速球も変化球も見事に“ビタ止め”した技術の高さはネットでも話題となったが、「本当に(大谷が投げることは)8回になってから分かったんで、もうちょっと早く言って欲しかったかなって(笑)」と指揮官にチクリ。「でもそれが逆に良かったのかもしれないですけど…」とコメントした。

 この発言に対しスタジオ出演となった栗山監督は「(中村に)伝えてなかったことは僕が完全に悪かったです(笑)」と謝罪。「3回ぐらい(通訳の)一平が来て“翔平が悠平さんに一球も投げてないですって言ってます”と言ってきた」と報告を受けたものの、「あっそうと」と軽く聞き流したと説明。その理由については「(試合展開として)1イニングずつピッチャーが代わっていくので、その打ち合わせをするのも悠平は大変だったんですよ。それを邪魔しないでくれっていうか…どこかで時間を作るわと話していたんですけど、多分この状況だと無理だろうなと。そこは悠平への信頼もそうですけど翔平、お前が何とかしろ!と思っていた」と明かした。

 続けて「(とにかく)いい流れを邪魔したくなかった」と話し、早い段階から大谷が投げると伝えることで中村に与える精神的なプレッシャーを考えたことを告白。それでも最後には「でも正直に言うと、僕が言い忘れてたのかもしれないです」と笑い飛ばした。

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