栗山英樹氏「あの笑顔とは裏腹に…」 WBCで活躍ヌートバー“初の日系メジャー選手”としての重圧明かす

[ 2023年12月31日 20:22 ]

WBC日本代表のヌートバー
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 3月のWBCで侍ジャパンを3大会ぶり世界一に導き、日本ハムのチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)に就任する栗山英樹氏(62)が31日放送のテレビ朝日「ザワつく!大晦日2023 一茂良純ちさ子の会 6時間SP」(後5・00)に出演。日本代表初の日系メジャーリーガーとしてWBC優勝に貢献したラーズ・ヌートバー外野手(26)について言及した。

 ヌートバーはWBCで不動の「1番・中堅」として優勝に貢献。爽やかな笑顔と気迫あふれるプレーは瞬く間にファンの心をつかみ、“たっちゃん”という愛称で人気沸騰。メジャーリーグでも恒例となっている「ペッパーミル・パフォーマンス」は年末恒例の「2023ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)でも流行語トップ10入りを果たした。

 栗山氏は、そのヌートバーの名場面で最も印象的だったのは「最初の打席」と中国との初戦、第1打席での中前打だったと言及。「全く打てなくなる可能性というのが“外国人”の場合あるので、そういう怖さもあったんですけど、機能して欲しいという思いであえて1番に。元気だしガムシャラに行ってくれるので。初球にヒット打ってくれた時はホッとして嬉しくて、感動した。というのもめちゃくちゃいいヤツじゃないですか?」とコメント。

 続けて「偉いのは試合に行く前に一人でティーバッティングを吠えながらやってるんですよ。思ったようにうまく打てないから一人残って打っているワケですよ。後で聞いてみると初めて“外国人”として日本代表に選ばれた責任として、自分がもし活躍しなかったらこれ以降そういった選手が選ばれなくなっちゃうから、ソレを背負うと思うと怖くて仕方なかったと。あの笑顔とは裏腹にめちゃくちゃ必死なんですよ。そういう姿を見ていたのでなんかコイツで勝負できると思いました」と絶賛した。

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