日本ハム・谷内亮太が引退セレモニーで涙こらえて感謝伝える「中途半端な選手の僕に…」つば九郎も労う

＜谷内引退セレモニー＞胴上げされる谷内（撮影・高橋　茂夫）
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　ヤクルト、日本ハムで通算11年プレーした谷内亮太内野手（32）の現役引退セレモニーが行われた。

　暗転したエスコンフィールドでマイクの前に立った谷内は「ファンの皆様にはたいした成績も残せず中途半端な選手である僕にも球場で声援を送って下さり、背中を押していただきました。正直辛く苦しいことが多かった現役生活ですが、家族のおかげで頑張れた。最後までエネルギーを与え続けてくれて本当にありがとう」と涙をこらえながら挨拶した。

　谷内が「大好きなファイターズで引退出来て幸せです」と頭を下げると、大きな拍手に包まれた。

　セレモニーでは古巣ヤクルトの山田哲人、マスコットのつば九郎、栗山英樹前監督からのビデオメッセージも紹介された。

　アナウンスに促され、プロデビュー戦で守ったショートの守備に就くと、師匠で憧れの選手である宮本慎也氏がサプライズ登場し、ノック。見事に処理してまた大きな拍手を浴びた。

　最後は木田2軍監督が描いた谷内の似顔絵をプリントしたTシャツを着たナインに胴上げされ、場内を一周した。

　この日のロッテ戦では「7番・三塁」で先発すると、2回に先制の中前打を放ち、新庄監督の粋な計らいで5ポジションをイニングごとに回るユーティリティープレーヤーらしい有終の美を飾った。