巨人・山崎伊織 8回途中5安打零封で自己新6勝目 プロ初完投、初完封見えた8回交代に“わーお”

[ 2023年7月11日 20:37 ]

セ・リーグ   巨人4―0広島 ( 2023年7月11日    東京D )

<巨・広>8回、力投する山崎伊 (撮影・西川祐介)
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 巨人の3年目右腕、山崎伊織投手(24)が広島戦(東京D)に先発登板。8回途中5安打無失点と好投し、自己新となるシーズン6勝目(2敗)をマークした。

 初回、2回と3者凡退で順調に立ち上がると、味方打線は2回に中田翔の11号ソロで先制。3回には中田翔の“弟子”秋広も6号ソロで続き、73日ぶり2度目の師弟アベック弾で序盤に2点援護をもらった。

 3回には先頭・上本に左前打され、犠打と三盗で2死三塁とされたが、菊池を抑えて無失点。4回には1死一塁で4番・西川を併殺打に仕留め、5回は先頭・松山を四球で塁に出しながら後続を打ち取って勝利投手の権利を手にした。

 すると、その裏には丸にも11号ソロが飛び出し、一発攻勢で3点リード。直後の6回には1死一、二塁のピンチを迎えたが得点を許さなかった。

 7回には先頭・吉川が右前打で出塁すると、門脇が送りバントし、投手の山崎伊は強攻策で空振り三振のあと、ブリンソンの代打・梶谷が左前適時打を放ってリードを4点に広げた。

 プロ初完投、初完封も見えてきた8回には2死一塁としたところで、原辰徳監督(64)がベンチを出てマウンドへ。指揮官のその姿に山崎伊の口は“わーお”と動いたように見えたが、2番手左腕・高梨にあとを託した。

 高梨が秋山に左翼線二塁打されて2死二、三塁となると、原監督はここで3番手右腕・鈴木康へスイッチ。鈴木康が代打・デビッドソンを空振り三振に仕留めて得点を許さなかった。

 山崎伊は前回登板した7月4日の中日戦(バンテリンD)では7回4安打1失点と好投し、6月1日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来4試合&33日ぶりとなる今季5勝目をマークしていた。

 投球内容は7回2/3で打者29人に対して106球を投げ、5安打無失点。2三振を奪い、与えた四死球は2つ、直球の最速は151キロだった。

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