広島・新井監督 指導者1年目としての“こだわり”明かす 選手たちとは「素の自分で接するように…」

[ 2023年4月25日 16:21 ]

本塁打の堂林(右)を出迎える広島・新井監督
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 広島の新井貴浩監督(46)が24日放送のNHKBS1「スポーツ×ヒューマン」後9・00)に出演。監督1年目としてチーム再建へ向けた“新井流指導論”を明かした。

 就任1年目の新井監督は、指導者としての一歩を踏み出した昨年の秋季キャンプで第一声「お前たち自身が思ってるより俺はお前たちに期待している。家族という大きな家の中にお前たちがいると思ってる」と選手たちに声掛け。カープの選手やスタッフは自分の“家族同然”だと語りかけた。

 監督1年目として選手たちとは「なるべく素の自分で接したい。つくってしまうとなかなか相手も心を開いてくれないですし、自分のありのままで接するということを心掛けてます」と、なるべく同じ目線に立って話したいと意気込み。

 選手の育て方を自分なりに模索し「一番大切なのは選手自身に気づかせること。こういう見方や考え方もあるよって選手に提供してあげて、後は選手がどう感じるか自分のなかでどう掴んでいくか。そういう風な指導の方が選手もスッと素直に入ってきやすいのではないかと…」と話した。

 また、“カープ名物坂道ダッシュ”でも新井監督らしい一面を披露。新井監督が集まっていた選手たちに「何本走る予定なの?」と質問すると、返ってきた言葉に「さっ、さっ、3本??」と驚きの声。それでも「あくまで参考だけど俺は毎日50本走ってた。あくまで参考だけど…」と話しその場を後にすると、結果的に残って走る選手は一人もおらず。決して自分の経験を選手に押し付けることはしなかった。

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2023年4月25日のニュース