入来智さん事故死 通行人「畑の中に車が落ちている。50代ぐらいの男性に意識ない」と110番

[ 2023年2月11日 17:25 ]

ヤクルト時代の入来智さん
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 近鉄、巨人などで投手として活躍し、NPB通算35勝をマークした入来智(いりき・さとし)さんが10日に交通事故のため死去したことが11日、分かった。宮崎県都城市出身。55歳だった。NPBで最後に所属したヤクルトが発表した。

 交通事故で亡くなった元プロ野球選手の入来智さん。現役引退後、介護士として故郷の宮崎県都城市で生活していた。事故は10日午後9時50分ごろ、都城市野々美谷町の信号のない交差点で発生。入来さんの運転していた軽自動車が都内在住団体職員の男性(33)の乗用車と出合い頭に衝突し、軽乗用車が衝撃で近くの畑に落下。スポニチ本紙の取材に応じた都城署によると、乗用車がぶつかったのは、入来さんが乗っていた右側運転席で「軽乗用車は前部凹損で大破していた」という。近くを通りかかった人が「畑の中に車が落ちている。50代ぐらいの男性の意識がありません」と110番通報した。入来さんは病院に運ばれて午後11時45分ごろに死亡が確認された。軽自動車と乗用車同乗者にはそれぞれ1人の同乗者がいたが、ともに軽傷だった。乗用車を運転していた男性にけがはなかった。現在、事故原因について捜査中。男性が通った道路には一時停止の標識と停止線があったという。

 ヤクルトの発表によると、死因は交通事故による重症頭部外傷。また、通夜は12日午後5時から、葬儀・告別式は13日午前11時から平成会館(宮崎県都城市鷹尾1-23-19)で行われ、父・喜門さんが喪主を務める。

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2023年2月11日のニュース