オリ・中嶋監督 今季も抑えは平野佳「一番信頼しているからね」 V3へ百戦錬磨のベテラン右腕に託す

[ 2023年1月4日 05:00 ]

中嶋監督から守護神に指名されたオリックス・平野佳(撮影・村上 大輔)
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 23年も守護神は平野佳だ。オリックス・中嶋監督がリーグ3連覇を目指す今季の抑え役に平野佳を指名した。

 「平野(佳)です、平野(佳)。去年は終盤にコロナや古傷だったり、いろんなものが出ちゃったけど。一番信頼しているからね」

 普段、慎重に言葉を選ぶ指揮官が、きっぱりと言い切った。平野佳は、メジャーから復帰2年目の昨季はチーム最多48試合に登板し3勝2敗、防御率1・57と安定感を発揮。同4月には日米通算200セーブを達成するなどリーグ3位の28セーブをマークした。後半戦でコロナ禍やコンディション不良に見舞われ8月以降は3セーブにとどまったが、指揮官の信頼感は不変だ。

 「みんな、あそこ(9回を)投げた瞬間おかしくなるからね」。救援陣では160キロ前後の剛球とフォークが武器の山崎颯や宇田川ら若手の台頭がめざましいが、最終回は百戦錬磨のベテラン右腕に託す構えだ。

 平野佳は、史上初の「日米通算200セーブ&200ホールド」へ、残り2ホールド。名球会入り資格となる同250セーブも残り29と射程圏だ。右腕の偉業達成がチームをV3へ加速させることにもつながるはず。「あの難しいポジションを投げられるヤツは(平野佳しか)いない」と指揮官。中嶋オリックスには頼れる守護神がいる。(湯澤 涼)

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2023年1月4日のニュース