西武 最速157キロ中継ぎ右腕・前レンジャーズのティノコ獲得調査 メジャー48戦登板

[ 2022年12月15日 03:00 ]

西武が獲得調査を進めているティノコ(AP)
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 西武が新外国人候補として、前レンジャーズのヘスス・ティノコ投手(27)の獲得調査を進めていることが14日、分かった。ベネズエラ出身の中継ぎ右腕で、直球の平均が155キロの剛腕。交渉がまとまれば今オフ1人目の外国人補強となる。

 松井新監督のもとで来季、新たなシーズンを迎えるチームが獲得を目指すのは最速157キロ、1メートル93の長身右腕だ。ティノコはメジャー通算48試合に登板し、0勝3敗1セーブ、防御率4・05も、今季はレ軍で17試合に登板し、防御率2・18(0勝0敗)の好成績を残した。10月4日のヤンキース戦ではジャッジに61年ぶりのア・リーグ記録更新となる62号本塁打を浴びたが、傘下3Aでは35試合で13セーブ(1勝2敗)、計44回で51三振と高い奪三振率をマークした。今季平均154キロの高速ツーシームが投球の約44%を占め、スライダー、カーブも操るなど変化球も多彩で日本野球への適応も見込まれる。

 チームは今季リーグ最多タイの61試合に登板した平良が、来季の先発転向が決定。中継ぎの補強は最重要課題の一つで松井監督も「そこ(中継ぎ)の整備というのは球団の方も動いていただけるでしょうし、若い選手がどう競争してくれるか」と望んでいた。

 首脳陣は守護神候補の増田を軸に、新人王の水上、本田、森脇らで「勝利の方程式」形成を構想。今季リーグトップの防御率2・75だった投手陣にティノコが加われば、4年ぶりのリーグ優勝へさらなる投手強化になる。

 ◇ヘスス・ティノコ 1995年4月30日生まれ、ベネズエラ出身の27歳。11年9月にブルージェイズと契約し、19年にロッキーズでメジャーデビュー。同年24試合に登板し、9月14日のパドレス戦で初セーブを挙げた。今季はレンジャーズで17試合に登板し防御率2.18。メジャー通算48試合で0勝3敗1セーブ、防御率4.05。1メートル93、117キロ。右投げ右打ち。

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2022年12月15日のニュース