ここぞの一発増やしたい日本ハム パで本塁打最多も殊勲本塁打の割合は最低

[ 2022年6月14日 05:30 ]

DeNAの佐野
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 今季の日本ハムはチーム本塁打がパ・リーグ最多の49本。うち、40本を20歳代の打者が放っている。現在、チームの本塁打3傑は(1)万波10本(22歳)(2)アルカンタラ9本(30歳)(3)清宮7本(23歳)。12球団で25歳未満の複数打者がチーム3傑入りは日本ハムだけだ。20年89本、21年78本と日本ハムは2年連続でチーム本塁打がリーグ最下位。前年リーグ最少本塁打から翌年最多本塁打は13→14年西武まで4度あるが、2年連続最下位からはない。現在2位の西武(48本)とはわずか1本差。リーグ戦再開後の両チームの競り合いに注目したい。

 ただし、各球団の本塁打の内容を比較すると日本ハムの課題が浮き彫りになる。今季の殊勲本塁打(先制、同点、勝ち越し、逆転、サヨナラ)は20本。チーム本塁打全体の40.8%と比率はパ・リーグで最も低い。その内訳は先制14、同点5、勝ち越し1。逆転とサヨナラはここまで1本もない。12球団では巨人が逆転6、サヨナラ1の計7本を放ち最多。パではロッテの逆転5、サヨナラ1の計6本が最も多く、日本ハムは見劣りする。さらに勝利打点となった本塁打も6本と多くない。今季の日本ハムは本塁打0の試合は10勝22敗(勝率.313)だが、本塁打ありの試合は16勝15敗(同.516)と5割を超える。本塁打の量産に加え、ここぞの一発も増やしたい。(記録課・宮入 徹)

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