西武 秋山に復帰オファー 渡辺GM認めた!5月帰国時に直接交渉 日本希望ならソフトバンクと争奪戦か

[ 2022年4月30日 05:00 ]

レッズから自由契約となっている秋山翔吾(AP)
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 西武の渡辺久信GM(56)が29日、レッズから自由契約となった秋山翔吾外野手(34)の獲得に乗り出すことを明言した。すでに本人側とコンタクトを取っており、5月の一時帰国時に直接交渉の場を持ち条件提示を行う予定。水面下で行ったオファーを今後は正式化させ、19年以来の復帰実現を目指す。

 秋山のメジャー移籍以降課題となっている1番は、今季も開幕から5人が務めて固定できていない。渡辺GMは水面下でのオファーを行ったことも明かし、今後についてはっきりと明言した。

 「しっかり(正式な条件提示の)オファーは出す。日本でまたやると本人が決めるんだったら当然戦力として考えている」

 秋山は3年契約最終年だった今季、開幕前にレッズを自由契約となった。3Aを含めた米球界残留を優先し、米国内の施設でトレーニングを続けているが、具体的な動きはなし。今後は日本球界復帰も選択肢に加えるとみられ、西武、ソフトバンクなど複数球団が動向を注視している。

 渡辺GMは「コンタクトは取っている。5月に帰ってくるという話なので。どこかで(タイミングを)合わせて。いつまでも遊んでいられないので、早く決めたいんじゃないかな」と秋山の一時帰国と、直接交渉を行うことを明かした。メジャー通算打率・224、本塁打なしと苦しんだが、西武時代は15年にプロ野球記録となるシーズン216安打を達成し、高い守備力も健在。人気も絶大で渡辺GMは「ファンも帰ってきてほしいと思う」と代弁した。

 一方で、外野が手薄な他球団との争奪戦が予想される。ソフトバンクは、栗原が左膝の故障で今季復帰は絶望的。球団幹部は「日本に興味があると言えば本格的に検討する」と語っている。渡辺GMも「いろんな球団もオファーをかけてくると思うんだけど、プロなので、決断するのはアキ」と語り、3年ぶりの復帰へ全力を注ぐ。

 ◇秋山 翔吾(あきやま・しょうご)1988年(昭63)4月16日生まれ、神奈川県横須賀市出身の34歳。横浜創学館から八戸大を経て10年ドラフト3位で西武に入団。15年にプロ野球記録のシーズン216安打を記録するなどシーズン最多安打4度、17年には首位打者に輝いた。20年に海外FA権を行使しレッズへ移籍。日本人初の同球団所属選手となった。1メートル82、83キロ。右投げ左打ち。

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