オリックスの「ウィル・スミス」宗 “ビンタ”ばり激打でサヨナラ決着「自分で決めようと思っていた」

[ 2022年4月30日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス1-0西武 ( 2022年4月29日    京セラD )

<オ・西>9回1死一、三塁、サヨナラ適時打を放ち、ナインから歓喜のウオーターシャワーを浴びる宗=中央(撮影・成瀬 徹) 
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 劇的なドラマは9回に待っていた。1死一、三塁でオリックス・宗が一振りで決めた。1ボールからの2球目、平良の159キロ直球に詰まりながらも左前へ、はじき返した。

 「自分で決めようと思っていた。めちゃくちゃ詰まらされたけど、気持ちで落としました」。昨年4月30日のソフトバンク戦以来自身2度目のサヨナラ打。ナインから歓喜のウオーターシャワーを浴び両腕を突き上げた。

 この日は、「Bsオリっこデー2022」と題し、ナインはユニホームの背ネームを愛称に変更。宗は米俳優ウィル・スミスにちなみ「WILL」を背負った。「好きなので。アイ・アム・レジェンドとか映画も面白いし。去年の丸刈りも意識した。ビンタしましたけど」。アカデミー賞ばりの輝きを放った。

 11年9月以来となる月間3度のサヨナラ勝ちで、一夜にして再び勝率5割復帰。中嶋監督は「(8回まで決定機を逸し)オレの魂がサヨナラしていたわ。苦しいけど、こうやって勝ったことは力になる」。上昇気流に乗っていく。(湯澤 涼)

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2022年4月30日のニュース