広島・林 昨季0本塁打の左腕克服へ打撃フォーム修正!「新しいことに挑戦」悪癖直し長打力アップだ

[ 2022年1月25日 05:30 ]

合同自主トレに合流してシャトルランをする広島・林(撮影・河合 洋介)
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 広島・林晃汰内野手(21)は24日、左腕克服に向けて新打法に着手していることを明かした。今月7日から松山らと鹿児島県内で行っていた合同練習を21日に打ち上げ、マツダスタジアムでの合同自主トレに合流。左腕から昨季0本塁打だった反省をもとに打撃フォームを修正し、長打力アップを見据えた。

 林は課題克服に今オフの大半を費やした。昨季は対右投手に打率・280を残しながら対左が同・237。10本塁打は全て右腕からだった。「左投手を打つためにやってきた」。年明けから鹿児島県内で実施してきた松山らとの合同練習で打撃フォームを見直した。

 「右と左で(打ち方を)大きく変えずにいきたいと思っていた。どうすればできるのかを考えていました」

 左腕の球筋が見づらいのは、構えた際に「右肩が(捕手側に)入ってしまう」悪癖が原因と自己分析。この日のフリー打撃では、タイミングを取る際に上半身のひねりを最小限に抑えたスイングを繰り返した。すると左腕の打撃投手からも打球は角度よく上がった。

 「いま思うと、あのフォームで10発も打てたことは少し自信になる。去年よりもっと楽な打ち方をしたいと思っていた。去年の悪いところをしっかり反省し、課題を克服しながら新しいことに挑戦してきた。今までとは違う感覚でできている」

 昨季は左腕から放った二塁打も3本のみだった。「左投手のときに長打率がやっぱり落ちる。もっと長打を増やしていきたい」。対右投手に長打率・453を誇りながら、対左には同・263。鈴木が大リーグ挑戦を目指す今季は、昨季以上に長打力を求められることも理解している。

 「まずは自分が試合に出ないといけないので、レギュラーに定着できるように頑張りたい。(鈴木は)ずっと目標にしてる選手。いつかは僕も(4番を)目指さないといけないタイプだと思うし、しっかりと目標を高く持って、やっていきたいです」

 昨季から倍増の20本塁打を目標に打撃フォームを修正中。左腕を攻略できれば、持ち前のパワーはより驚異となる。(河合 洋介)

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