阪神・梅野「那珂川市市民栄誉賞」第1号!!次は凱旋優勝報告で地元を勇気づける

[ 2021年12月28日 05:30 ]

<阪神・梅野那珂川市民栄誉賞表彰式>那珂川市役所に到着し子どもたちからクラッカーで歓迎を受ける梅野(撮影・岡田 丈靖)
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 故郷に錦だ。阪神・梅野隆太郎捕手(30)が27日、「那珂川市市民栄誉賞」を受賞し、福岡県の同市役所で行われた表彰式に出席。集まった同市民、野球少年たちから熱烈な歓迎を受け、喜びを語るとともに決意を新たにした。

 「光栄な賞をいただけて、野球をやっていてよかったなと思う。野球だけじゃなくて、これから那珂川市に貢献できるように。夢を与えられる、そういう職業という使命もありますので、これから夢を与えられることを少しでもやっていきたいと思っています」

 那珂川市は18年に市制化され、市民栄誉賞は梅野が第1号。東京五輪での功績が称えられた“地元の英雄”は大舞台で獲得した金メダルも披露し、改めて世界一を報告した。

 同時に、その視線はすでに来季も見据えていた。次なる目標は明確。阪神でリーグ優勝を果たした上での、凱旋報告だ。「もうタイガースで優勝する。そこしかないんじゃないかなと。優勝報告を那珂川市の皆さんにできるように、戦って行きたいと思います」

 帯びる使命は地元に明るい話題を提供し、活気づける活躍…だけでない。野球振興にも意欲を示す。その脳裏に将来的な野球教室、野球大会開催の青写真も描き「自分自身はやりたいと思っていますので、市長よろしくおねがいします」と同席した武末茂喜市長に“協力要請”。グラウンド内外で「故郷の顔」となる。
(長谷川 凡記)

 ○…梅野は那珂川片縄郵便局前に設置された、自身の名前が刻まれた「ゴールドポスト」のお披露目会にも参加した。「金メダルを獲れて、こうやって形になることが非常にうれしく思います。年賀状のシーズンになるので、たくさん使ってもらえたらと思います」。東京五輪で金メダルを獲得した選手にゆかりある地域の郵便ポストを金色に塗り替えて功績を称えるプロジェクトで、自身のメダルに負けじ!?と金色に輝くポストに見入っていた。

 ▽那珂川市(なかがわし)福岡県中西部の筑紫地域に位置する市。市中を南北に流れる那珂川に由来する。15年国勢調査で人口が5万人を突破し18年10月1日に那珂川町から那珂川市となった。プロ野球選手ではロッテ、中日、巨人でプレーした前田幸長も同市出身。

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2021年12月28日のニュース