中日が又吉の人的補償ソフトバンク・岩崎獲得 17年最優秀中継ぎ右腕に穴埋め期待

[ 2021年12月28日 05:30 ]

又吉の人的補償で中日に移籍するソフトバンク・岩崎(撮影・岡田 丈靖)
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 中日は27日、フリーエージェント(FA)でソフトバンクに移籍した又吉克樹投手(31)の人的補償として岩崎翔投手(32)の獲得を発表した。入団会見などは年明けとなる見込み。

 岩崎は市船橋から07年高校生ドラフト1巡目でソフトバンクに入団。中日も1巡目指名で競合した経緯がある。17年には救援で球団記録となる72試合に登板し46ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手に輝いた。その後は右肘手術などもあったが今季は48試合で2勝5敗6セーブ、防御率4・17の成績を残した。

 中日では又吉が抜けた穴を埋める活躍が期待される。立浪監督は球団を通じて「このような形で来てもらうことになったが、必要な戦力として大変ありがたく思っている。新天地でもしっかり結果を出せる環境をつくる。期待している」とコメント。この日、ペイペイドームを訪れた岩崎は「(福岡で)長い時間(14年間)を過ごしたので寂しい」と目を潤ませながら「選んでいただけてうれしい。いい準備をするのはどこでも関係ない」と前向きに語った。

 ◇岩崎 翔(いわさき・しょう)1989年(平元)10月21日生まれ、千葉県出身の32歳。市船橋では3年夏の甲子園に出場し1回戦で敗退も最速150キロを記録。07年高校生ドラフト1巡目でソフトバンクに入団。17年に最優秀中継ぎ投手。1メートル89、85キロ。右投げ右打ち。

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