つば九郎 NHKも報じた争奪戦に「へいわなよのなか」 獲得打診したラジオ局アナ「交渉上手のやり口」

[ 2021年12月21日 15:52 ]

FA宣言したヤクルト・つば九郎
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 20年ぶり日本一に輝いたヤクルトからまさかのフリーエージェント(FA)を宣言した超人気マスコット「つば九郎」が21日放送のラジオNIKKEI第1「小塚アナの褒めタイム!」(火曜前11・35)にゲスト出演。得意の筆談で現在の胸中を明かした。

 幅広い分野から頑張っている人をゲストに迎え、ゲストの仕事や努力にスポットをあてて、ほめて応援する同番組。つば九郎は今年3月に続いて2度目の出演で、元ヤクルト内野手の三輪正義広報(37)を伴っての登場となった。

 日本シリーズでヤクルトに敗れたオリックスを応援していたという同局の小塚歩アナウンサー(42)から「そこはさておき…」として「日本一ということでおほめしたいと思います!」と迎え入れられた大人気マスコット。質問にはいつも通りスケッチブックを使って答える“筆談ラジオ”となった。つば九郎も急きょ立ち会った敵地・ほっと神戸での日本一。その決定の瞬間について聞かれると「うれしかったけど、さむかった」と回答すると、三輪広報が「寒くないでしょ、あなた」とツッコミを入れる危険な瞬間もあったが「くちからしろいいきがでた」といなす余裕もあった。

 そして、FA宣言したことについて聞かれると「しーずんおふは、あるいみ、つばくろうのしーずんいん」「みなさんのきたいにこたえて」と“がさす”な回答。つば九郎争奪戦がNHKのニュースでも報道されたことについて聞かれると「へいわなよのなかのしょうちょう」と胸を張った。

 小塚アナから「我々が手を挙げたらラジオNIKKEIも獲得できる可能性って、つば九郎さん、ありますか?」と打診を受けると「なきにしもあらず」と即座に回答し、小塚アナを「これは交渉上手のやり口ですよ」とうならせる場面も。また、来年の目標を聞かれると「まずはれんぱ」「たくさんきゅうじょうにおきゃくさんにきてもらう」とFA宣言中とは思えない回答をした後で「よめをみつける」と宣言。仲良しの三輪広報から「毎年言ってますよ、この人」とあしらわれ、しょんぼりする可愛らしい一面ものぞかせていた。

 つば九郎は今月12日に2012年以来9年ぶり2度目となるFAを宣言。球団を通じて「すこしかんがえるじかんをください」とコメントを発表して熟考期間に入り、現在、野球界の枠を超えた各業界から争奪戦となっている。

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