オリックス・福田 福良2世だ!!“直電交渉”で背番「1」ゲット「僕が目指すべき数字」

[ 2021年12月11日 05:30 ]

背番号1に変更する福田周平、登場曲の「バリバリ最強No.1」ばりに1番ポーズ(撮影・井垣 忠夫) 
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 福田が福「良」になる!?オリックス・福田周平内野手(29)が10日、大阪・舞洲の球団施設で交渉し、2000万円増の6000万円で契約更改。昇給に加え福良ゼネラルマネジャー(GM)が現役時代に背負った背番号1への変更も“直電交渉”で勝ち取り、「福良2世」になる意気込みを示した。

 「(日本シリーズ後に)すぐ福良さんに電話して、お願いしました。かっこいいでしょう、1番って。京セラドームには歴代の方の写真が飾ってあり1番といえば福良さん。成績も見ましたが、僕が目指すべき数字です」

 新・切り込み隊長が交渉の席でも切り込んだ。福良GMは現役時代、イチローに続く2番打者として打線を活性化。通算打率・279で、特に出塁率3割台後半を維持し小技も利く俊足巧打タイプだった。福田は今季「1番・中堅」に定着し、打線をけん引。かねて「出塁率4割以上が目標」と話しており求める理想と重なる部分は多い。福良GMも「(自分の成績を)全部抜いてほしいよね、福田には。それだけのものはあると思う」と新背番号1に期待した。

 今春キャンプから外野挑戦したばかりで、課題の守備力向上にも意欲的。「もっと打球判断をよくしたいし、どこでも守れるように準備したい。内野も。一塁と捕手は無理だけど、それ以外は全部やれるように」。リーグ連覇、そして悲願の日本一へ――。頼れるリードオフマンが旗振り役だ。(湯澤 涼)

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2021年12月11日のニュース