オリックス・元は現状維持 出場機会増へ「外野もやってみよう」同学年の来田が励み

[ 2021年12月3日 11:57 ]

契約を更改したオリックス・元謙太(撮影・成瀬徹)
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 オリックスの元謙太外野手(19)が3日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸650万円でサインした。

 中京高からドラフト2位で入団し、1年目の今季は2軍で全111試合に出場。打率・138と苦しみながらも4本塁打を放つなど、非凡な打撃センスを見せた。「一番の財産になったのは2軍の全試合に出場できた。良い経験といい自信になる」と1年を回顧。その上で「もうちょっと数字、成績を残せたらよかった」と悔しさをにじませた。

 さらに同学年で同期入団の来田が今季、1軍初打席で本塁打を放つなど鮮烈デビュー。ライバルでありながら、よき親友でもあるだけに「同期の来田が1軍出場してうれしかったけど、同級生が活躍しているのを見て悔しさもあった」と複雑な心境を告白。「意識せず自分のやるべきことをやっていいライバル関係になれたら」と互いの存在を励みに切磋琢磨することを誓った。

 外野手登録ながら、今季は主に三塁や遊撃で2軍戦に出場した。ただ、フェニックスリーグでは外野に挑戦し「宗さんも外野から内野にいって上手くいったという話も聞きます。自分も試合に出られる機会が増えれば、どこを守らせてもらってもできるように。選択肢を増やす意味で外野もやってみようと」と出場機会を増やすため、内外野どちらも守り来季こそは1軍デビューを飾るつもりだ。

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2021年12月3日のニュース