五輪も終わり、指揮官も後半戦へ「臨戦態勢」 阪神・矢野監督と一問一答

[ 2021年8月8日 20:45 ]

エキシビションマッチ   阪神0ー3楽天 ( 2021年8月8日    楽天生命パーク )

<エキシビションマッチ 楽・神>8回、指示を出す阪神・矢野監督 (撮影・白鳥 佳樹)
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 <阪神・矢野監督と一問一答>

 ▼秋山は申し分なし。

 「前回もしっかり長いイニングを投げてね。今日はもともと3回決めていた。いつも通りというかしっかり安定感のあるピッチングをしてくれた。準備としてはしっかり整ったかなと」

 ▼岩貞の状態も上昇。

 「抑える形というか、抑え方の中身が大事。真っすぐは別にスピードガンもこれくらいはずっと出ている。ただ、それが速く感じさせるようなカウントの取り方だったり、変化球が生かせられたり、球のキレがあるのかというと、やっぱりなかなかそういうふうにはいってなかった。だから今日は左バッターのインコースもしっかり攻めながら、変化球も低くいけた。抑えた中身が今日はしっかりしていたっていうとこ」

 ▼大山も順調に調整。

 「対応の仕方というか、打ち方というか。たまたまポンって出ている感じじゃなくてね。中身のしっかり伴っているようなバッティング、打撃が多いからね。そういうところでは手応え、自信というか、これで後半、こういう打ち方とか、こういう形でいこうというのが、本人も手応えを感じているようにも思う。それが打球とか、そういうところにしっかり出ている。いい形で入れるんじゃないかな」

 ▼打線は沈黙で零敗。

 「もちろん、ゼロで終わってるわけだからね。いいとは言えない。(後半戦が)開幕して、いい意味で変わってくれるんじゃないかと期待もしてるんだけど…。準備の段階としてはここ何試合かちょっと良くない感じで来てるけど、その前なんかはそんなに悪いという感じもない。極端に状態が下がっているとか悪いとかじゃないけど、やっぱり点が入らんかったら入らんかったでやっぱり打ってほしいというのが正直なところ。明日、明後日なんとかね。最後いい形で入りたいなというのは正直なところ」

 ▼前夜の侍ジャパン決勝は観戦。

 「観ていたよ」

 ▼岩崎は活躍。

 「優が出てきたときはどうしよかと思った。でも、本当に稲葉監督とピッチングコーチと、あの場面で優を使ってもらえるということにまず感謝。その期待に応えた優もやっぱり大したもん。金メダルの一員に最後、しっかりなれたという投球だったと思う。あの場面はすごく投げる側としては嫌。1球のミスもできないような場面でいっているんでね。その中でそういう投球ができたというのは、これからの優の野球人生にとってもものすごい経験になったと思う。青柳も打たれはしたけど、逆にそういう悔しさを、今までもバネにしてきた。逆にできることでいうと、盛り上げるとか、青柳のいいキャラがジャパンの中でも発揮できていた。リュウ(梅野)も1試合使ってもらって、五輪、日本代表というのがこういうものなんだというのが経験できたと思う。阪神のメンバーにとっても、俺はすごくありがたかったと思う。稲葉監督も、こんなプレッシャーのかかる中で結果を出すというところと、投手交代とか結構、思いきっていたなというところはピッチングコーチと相談していると思うけどね。すごく日本代表としてチームとして、プレミアからしっかりつながってきた代表を作ってきたなと見えた。相手も全力で戦ってきた中での金メダル。輪の中にいるメンバーが良いなというね。あの現場で味わえたらなみたいな。それは3人の選手がやってくれたんで、チームにもそういうものを落とし込んでくれたらうれしい。素晴らしい戦い方で頭が下がります」

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