阪神・秋山 今季ワーストの3被弾 大誤算の5回6失点KOに矢野監督「らしく粘れなかった」

[ 2021年6月28日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3-8DeNA ( 2021年6月27日    甲子園 )

<神・D(12)>初回2死二塁、オースティンに先制の2点本塁打を浴びる阪神・秋山(撮影・平嶋 理子)                        
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 悔しさだけが残った。チームの連敗ストップを期し自身7勝目を狙ったマウンドで、阪神の秋山が3発に沈んだ。

 「ふがいないピッチングをしてしまったんで、この悔しさを次の試合で取り返せるように頑張りたい」。初回2死二塁からオースティンに中越え先制2ランを被弾。これが悪夢の始まりだった。

 4回はオースティン、宮崎の連打で無死一、二塁を招き、ソトに左中間への3ランを浴びた。味方の援護がないまま迎えた5回にも桑原に中越えソロを許した。自身今季ワーストの3被弾。5回8安打6失点で4敗目を喫した。

 矢野監督は「勝負にいっている中なんで。そういうことも起こりえる」と被弾自体は責めなかった。一方で「でも秋山らしく粘ることができなかったということじゃないですか」と評した。走者を出しても要所を締めて試合をつくってきた今季の秋山だけに、5回降板は誤算だった。

 8回には斎藤がソトにこの日2本目となる右越えソロを浴び、チームとしての4被弾は今季ワーストタイ。先発、中継ぎともに、序盤戦で際立っていた粘りがなくなってきているのが気がかりだ。(山添 晴治)

 ≪今季ワーストタイのチーム4被弾≫阪神がDeNA3連戦で全敗するのは、15年4月7~9日に甲子園で喫して以来、6年ぶり。チーム4被弾は4月22日の巨人戦(東京ドーム)以来で、甲子園に限ると昨季8月1日DeNA戦で5被弾して以来だ。今回の3連戦ではDeNAの6本塁打に対し、阪神はノーアーチ。今季、阪神打線が甲子園で放った本塁打は26本、投手陣が許した本塁打も26本で同数となった。

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2021年6月28日のニュース