ソフトバンク 千賀不在を投手陣一丸で乗り越える!笠谷先陣&和田万全

[ 2021年4月13日 05:30 ]

キャッチボールで調整する笠谷(撮影・中村 達也)
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 2分けを挟み4連勝中のソフトバンクは13日からオリックス3連戦に臨む。エース千賀滉大投手(28)の故障による離脱で先発ローテーションの再編を迫られ、カード初戦から笠谷俊介投手(24)、和田毅投手(40)の順で投入する。師弟コンビでもある両左腕は12日にペイペイドームで調整し、エース不在を投手陣一丸で乗り越えると誓った。

 千賀の離脱で空白となった一戦に笠谷が中5日で先発し、連戦の先陣を切る。6連戦の最初となる火曜日のカードは、勝てばチームに勢いが付くだけに大事な役割を担う。笠谷は「カード頭は長いイニングを投げて(試合を)取らなきゃ」と気合を入れた。

 今季初めて開幕ローテーション入りを果たし、初登板の3月30日のオリックス戦で6回4安打1失点で初白星をマーク。だが、前回7日の日本ハム戦は6四球を許して4回1/3を2失点と乱れた。スライダーを投げる際に腕が横振りとなったことを反省。「カーブにも影響が出た。縦を意識して取り組んだ」と修正して臨む。

 昨季、火曜日の先発は千賀が20試合中14試合を務めた重要なポジション。笠谷は今季初登板に加え、昨季も2試合経験し、計3戦で全勝と好結果が残っている。「1試合、1試合、全力で投げて勝てる投手になりたい」とエースにも負けない活躍を誓った。

 ベテラン和田は中9日と十分な間隔を取って14日に先発する。今季2試合で0勝1敗、計12回2/3を投げて3被弾して7失点。前回4日の西武戦ではドラフト1位新人の渡部からカーブをスタンドへ運ばれた。「本塁打は自分の球が甘かったから、やられている。もったいない、あれは防げた」と不用意な球をなくすと言い聞かせた。

 12歳下の後輩・千賀の思いも背負ってマウンドへ上がる。「映像で見てショッキングだった。一番悔しいのは千賀。彼が戻ってきた時いい位置にチームがいないと」。自身も故障離脱の経験がある和田は、全員でエース不在をカバーすると決意をにじませた。

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