阪神・高山 ドラ1の意地打 佐藤輝と同じ「1番左翼」で2安打 矢野監督もニンマリ「競争は楽しみ」

[ 2021年2月5日 05:30 ]

阪神・紅白戦   紅組3-3白組 ※特別ルール ( 2021年2月4日    宜野座 )

<阪神宜野座キャンプ>   初回 無死 左前打を放つ高山(投手・西純)    (撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 ドラフト1位の先輩が貫禄を見せつけた。15年に指名された紅組の阪神・高山も佐藤輝と同じ「1番左翼」でフル出場。無安打だった後輩とは対照的に2安打を放った。

 「あえてというか、佐藤と1番で並べるところはアレやったけど。打席の内容は全部良かった。良いスイングをしていたし、そういうチーム内の競争というのはまた楽しみな感じになったかな」

 定位置争いの激化をもくろんだ矢野監督は、狙い通りの展開に大きくうなずいた。初回は西純が投じた真ん中低め直球を、痛烈にはじき返す左前打。3回の第2打席も、小野の148キロ直球を左前へ運んだ。

 練習終了後は無言で帰りのバスへと乗り込んだが、ライバルたちとの戦いは始まったばかりだ。紅白戦を控えた前日には「ベテラン、外国人が合流したら真っ先にはじかれるのが僕。本当にいま、やるしかない」と危機感をあらわにしていた背番号9。雄弁に言葉を並べるのは、まだ早い。

続きを表示

2021年2月5日のニュース