ハンク・アーロン氏 偉大さを示す記録の数々

[ 2021年1月23日 11:26 ]

1974年4月8日、715号を放ったアーロン氏(AP)
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 大リーグ公式サイトは22日(日本時間23日)、同日に86歳で死去したハンク・アーロン氏の残した記録について特集を組んだ。当時の大リーグ記録だったベーブ・ルースの714本塁打を抜く通算755本塁打以外に、偉大さを示す13の記録を挙げている。主なものは以下の通り。

 ◎20シーズンで20本塁打以上 メジャー1年目から23年目まで全てのシーズンで2桁本塁打を放っただけでなく、2年目から21年目まで20本塁打以上をマーク。50本塁打を超えた年はなかったが、安定した成績を残し続けた。

 ◎3298試合出場 ピート・ローズ(3652)、カール・ヤストレムスキー(3308)に次いで大リーグ歴代3位の記録で、試合に出続ける体の強さを示した。

 ◎多くの部門で歴代5位以内 3771安打は歴代3位、2174得点は歴代4位、6856塁打は歴代1位、1477長打は歴代1位、2297打点は歴代1位、293敬遠は歴代4位、野手での通算143・1WAR(勝利貢献度数)は歴代5位。3000安打と500本塁打をともに達成した6人のうちの1人でもある。

 ◎通算三振は歴代112位 通算1383三振は、ジアンカルロ・スタントン(ヤンキース、1402)、現オリックスのアダム・ジョーンズ(1395)らの現役選手よりも少ない。現役最多はクリス・デービス(オリオールズ)の1852。歴代1位はレジー・ジャクソンの2597。

 ◎歴代最多の球宴選出21回 現役23シーズンのうち、選出されなかったのは1年目と最終年だけ。2位のウィリー・メイズの選出は18回と、大きく差をつけている。

 ◎ポストシーズン男 通算17試合に出場したポストシーズン(57年に世界一、58年にリーグ制覇)のOPS(出塁率+長打率)は1・116。打率・362、6本塁打、16打点を挙げた。通算70打席以上の選手で打率は歴代6位、長打率・710は5位に入る。

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