ソフトバンク・和田 来季へファンに3つの誓い!自己最速更新&日米通算150勝&2000イニング

[ 2020年12月28日 05:30 ]

ソフトバンク・和田は、イラストレーター茂本ヒデキチ氏による自身の投球を描いた墨絵を掲げる
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 「クリスマストークショー」と銘打たれた福岡市内のイベント。主役は紺色ジャケットの左胸にトナカイに乗ったサンタクロースのピンバッジを付けて壇上に上がっていた。「サンタさんは、います」と断言するソフトバンク・和田毅投手(39)は、40歳で迎える来季を前にサンタクロースに対して、3つの記録達成へのプレゼントをおねだりした。

 (1)147、8キロが出ますように―。今季7月29日西武戦で自己最速146キロを記録するなど39歳で球の強さは増した。「球速を維持しようと思わないし落ちるのも良くない。若かろうが年を取ろうが常に上を。来年は147、8を目指して行く」と宣言。4年連続日本一を決めた11月25日の日本シリーズでの最終登板後、休養はそこそこに12月上旬から始動中。すでに40メートルまでキャッチボールの距離を伸ばし来春の長崎自主トレに備えている。

 (2)日米通算150勝が達成できますように―。今季8勝1敗で2003年から積み上げた国内での白星を138まで積み上げた。4年間のメジャー挑戦で5勝。残り7勝で節目に到達するだけに「あと7つ、国内通算だと12(勝)は、最低でも達成したい。数字は常に頭に入れながら。ゴールではないが、モチベーションになる」。先発として15勝した16年以来の2ケタ勝利を狙う。

 (3)日米通算2000イニング登板もできますように―。ダイエーホークス時代から国内のマウンドで計1798回を投じた。メジャーでの101回2/3を加えると1899回2/3。残り100回1/3でノルマクリアとなる。「規定投球回を目指して中6日を基本に投げていけば、行ける。今年みたいに5、6回ではなく、常に7~8回投げるつもりで。可能性はある」。来季未達成でも、12月25日、クリスマスに新たに1億5000万円プラス出来高払いでの2年契約を結んだばかり。41歳シーズンまでならば、十分に可能だ。

 「別に詐称していないが40歳です」と言えば約700人のファンから拍手に加え、まだまだ黄色い声援も混じる。人気、実力と衰え知らずの和田ならば、願いはかなう。(井上 満夫)

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2020年12月28日のニュース