広島 来季のキャッチフレーズは「バリバリバリ」 2年連続Bクラスから殻破るの願いも込め

[ 2020年11月29日 05:30 ]

来季のキャッチフレーズを発表する田中広
Photo By 代表撮影

 広島は28日、来季のキャッチフレーズ「バリバリバリ」を発表した。「バリ」は、広島の方言で「もの凄い、とても」などを意味する。今季は2011年以来9年ぶりの5位と低迷。3年ぶりのV奪還に向けて現状打破への願いが込められた。

 ズバリ、短く表した。今季の回文を筆頭に、恒例となっている珍キャッチフレーズ。来季は「バリバリバリ」に決まった。広島の方言で「もの凄い、とても」などを意味する「バリ」を繰り返して、2年連続のBクラスから力強く殻を破ろうとする様を表現した。

 使い方のバリエーションは豊富。佐々岡監督は「バリ悔しいシーズンだった。来年、バリ頑バリます。バリ熱い声援をよろしくお願いします」と欲バリながら応用してみせた。

 16年の「真赤激!」から珍フレーズも来年で6年目になる。球団のねバリ腰でナインに耐性も身につき、一様に歓迎ムードだった。選手会長の田中広は「毎年カープらしいフレーズでいいと思います。それ(独特さ)がうちの売り」と言えば、会沢は「すごくいいキャッチフレーズを選んでいただき、選手たちもやる気になっていると思う」とニヤリ。長崎出身の大瀬良は「“バリ”は九州の言葉のイメージがあったけど、広島にもゆかりがあるんですね。ファンのみなさんと共有して戦いながら、来季巻き返したいと思います」とコイ党への心くバリも忘れなかった。

 コロナ禍の影響で、例年マツダスタジアムで行われる「ファン感謝デー」は、地元テレビ局の特別番組として放送された。同監督は「ファンのみなさんも大きな声で声援できなかったストレスがあったと思う。改めて声援が力になることを感じた1年だった」と振り返った。来季は、V奪回で大いに威バリたい。(河合 洋介)

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2020年11月29日のニュース