誠也、今季成績は「言い訳しません」 視線は早くも2021年シーズンへ「今日からスタートです」

[ 2020年11月12日 15:00 ]

広島の鈴木誠也外野手
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 広島の鈴木誠也外野手(26)が今季最終戦翌日の12日、自身のブログを更新。個人的には球団初の5年連続打率3割を達成するもチームが9年ぶり5位に終わったシーズンを「言い訳しません」とつづり「僕自身もチームもレベルアップして来年熱く戦います。もう今日からスタートです」と早くも2021年シーズンに視線を向けた。

 鈴木誠がブログを更新するのは、コロナ禍で3カ月遅れとなった開幕前日の6月18日に「規則を守りながら僕たちは精一杯全力でプレーします」などとつづって以来147日ぶり今年4度目。「ありがとうございます。」と感謝の言葉をタイトルに選ぶと「皆さん こんにちは、こんばんは」と恒例のあいさつから始まり「誰もが経験のない事態となり この先どうなるのか 不安の中 色んな関係者の皆様の努力と協力のもと 今シーズンを送る事が出来ました感謝です。ありがとうございました。そして制限の掛かる中 球場やテレビでのいつもと変わらない熱い応援 本当に本当に感謝致します。ありがとうございます」と関係者やファンへ向けた感謝の言葉を続けた。

 開幕4番でシーズンをスタート。だが、夏場にスランプに陥り、9月12日に今季初めて打率3割を切ると、153打席連続タイムリーなしというこれまでにない悔しさも味わった。9月28日からは4番を外れ、プロ野球新記録となる6年連続サヨナラ本塁打達成も逃した。それでも江藤智以来球団21年ぶりの5年連続25本塁打を達成。打率・295で迎えた11月10日のヤクルト戦(神宮)では2016年最終戦・10月1日のヤクルト戦(マツダ)以来1501日ぶりとなる「1番・右翼」で先発出場し、第1打席から3打席連続安打で打率3割に到達し、山本浩二(1980~83年)、正田耕三(87~90年)、前田智徳(96~99年)というレジェンドもなしえなかった5年連続打率3割を確定させた。

 打率・300はリーグ8位、25本塁打はリーグ5位、75打点はリーグ7位、129安打はリーグ6位、234塁打はリーグ4位、72四球はリーグ2位、出塁率・409はリーグ3位といずれもチームトップで、9死球はチームメートの会沢の11に次ぐリーグ2位、得点圏打率・320も同僚・松山の・324に次ぐリーグ7位という堂々たる成績だ。

 だが、チームの5位という成績について誰よりも責任を感じているであろう鈴木誠は「今シーズンの結果は言い訳しません 満足する訳ありません!」とキッパリ。「僕自身もチームもレベルアップして来年熱く戦います。もう今日からスタートです」と早くも視線は2021年へ。「皆さん くれぐれも体調に気をつけて 来年も熱い熱い応援で支えて下さい。全力で頑張りますのでよろしくお願いします」と鯉党に今後の変わらぬ“共闘”を呼びかけると「更新なかなか出来なくてごめんなさい」と謝罪も。

 そして「息子も元気に成長し僕も頑張りますと言ってます笑」と5月5日のブログで家族に迎えたことを報告していたミニチュアシュナウザーの愛犬「ノア」くんが“パパ”の腕の上でお腹を見せて眠るほっこり写真を添えてブログを締めくくった。

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