阪神・藤浪　回またぎ救援で初の無失点　球児と過ごす時間は財産に

セ・リーグ   阪神3－5中日 （ 2020年10月15日    ナゴヤドーム ）

＜中・神21＞　6回2死一、三塁、藤浪は京田を一ゴロに打ち取る（撮影・大森　寛明）
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　5回から3番手で登板した阪神・藤浪が2回1安打無失点と、試合中盤に踏ん張った。中継ぎとして3度目のイニングまたぎで、初の無失点投球を展開した。

　「調子もあまりよくなかったし、2イニングとも先頭を出してしまいましたが、なんとか粘ることができました」

　5回は先頭・ビシエドに四球も、高橋を左飛、シエラを三ゴロ併殺に仕留めた。続く6回も先頭・阿部への四球を皮切りに2死一、三塁のピンチを招いたが、無失点で切り抜けた。

　矢野監督は「粘りながら投げてくれた」と称えつつ、「（岩崎）優やサダ（岩貞）も帰ってきたんで、晋太郎はそういうようなバリエーションっていうところで行ける」とロングリリーフとしても計算する方針を示唆した。

　藤川が1軍合流。ブルペンでともに過ごす時間も、藤浪の貴重な財産となる。　（惟任　貴信）