巨人・原監督、球団最多1066勝目で川上哲治監督に並ぶも「感慨に浸るような余裕はない」

[ 2020年9月9日 22:13 ]

セ・リーグ   巨人5―4中日 ( 2020年9月9日    ナゴヤD )

<中・巨>通算1066勝を達成した原監督はサインボールを手に笑顔を見せる(撮影・森沢裕)
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 巨人が主将・坂本勇人内野手(31)の自身初となる3打席連続アーチなどで6本塁打が飛び交った中日戦に5―4で競り勝ち、4連勝。貯金を今季初の「20」とした。この勝利で原辰徳監督(62)は監督通算1066勝目で、V9を成し遂げた川上哲治監督の球団最多勝利に並んだ。なお、1066勝は星野仙一監督の1181勝に次ぐ歴代11位タイ、1位は鶴岡一人監督の1773勝となっている。

 試合後、原監督は坂本の3打席連発について「いや、見事でしたね。ホントもう…見事な打球ですね」とご満悦。広いナゴヤドームで史上初の1人3発と聞かされると「ああ、そうなんだね。一番出づらいという球場だろうね」と納得した。

 自身の監督通算1066勝については「そうですね。まあ、あの、なんていうんだろう。ほんとにまだ戦い半ばという中でね、どういうふうに考えてもなかなか言葉って出てこなくて、まあそうですね」と言葉を選びながら「まだまだ突っ走ってるっていうホントにそのことだけですね。まあ、感慨に浸るような余裕はないし、その気持ちっていうのはあしたも変わらないし、まあ、なんていうんでしょうね。うーん。シーズンが終わるとね、また違った形で話というか言葉にできるかもしれないけど、今はまだホントに突っ走ってる。その中でこういう数字に近づくことができたということですね。ほんとにそれしかないですね」と語った。

 川上さんから「監督とは」というような話をされたことがあるのか?との問いには「いや、そこまでは」と原監督。「そこまでの話はしてないですけど、ただ藤田監督と川上監督はとてもやっぱり親しくされてて、そういう話はよく藤田監督のほうからね、聞かされたというか教えていただいてね。ああ、そうなんだと。いうようなことはまあまあありますね。まだまだやはりきょうのような勝負ばかりですから。まだ浸れないというとこですかね」と話していた。

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