夏の東西東京大会、7・4開幕を断念 1週間前後延期へ

[ 2020年5月6日 05:30 ]

 東京都高野連が7月4日に予定されている東西東京大会の開幕を延期する方針を固めたことが5日、分かった。緊急事態宣言の延長で都立校の休校が今月末まで継続することが決まったことを受け、都高野連関係者は「延ばす方向になる」とした。7日の常務理事会で1週間前後の延期を決める見通しだ。

 夏の甲子園と地方大会の開催は日本高野連が20日に行う運営委員会で議論され、遅くとも6月初旬には最終判断する。一方で各高野連は甲子園の開催可否にかかわらず、地方大会の開催に向けて準備を進めている。無観客の検討や、全国で一番早い6月20日の開幕を予定している沖縄は延期が濃厚。岩手は開会式取りやめを検討するなど、規模縮小を選択肢にする県もある。東西東京大会の開催規模について、関係者は無観客を想定した上で「開幕さえできれば、何とか決勝まで実施できるのではないか」と見通しを語った。

 3年生にとっては最後の夏。感染予防策やコストの問題など課題は多いが、最善を尽くして開催を目指す。

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2020年5月6日のニュース