最速163キロ腕が80試合の出場停止 インディアンズの右腕クラーセが薬物違反

[ 2020年5月2日 10:29 ]

80試合の出場停止処分を科せられたインディアンズのクラーセ(AP)
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 大リーグは1日、昨年末にレンジャーズとのトレードでインディアンズに移籍していたドミニカ共和国出身の右腕投手、エマニュエル・クラーセ(22)に対して80日間の出場停止処分を科した。筋肉増強効果のある禁止薬物「ボルデノン」に陽性反応を示したためで、遅れている今季が開幕した日から処分が適用される。

 クラーセは新人だった昨季、レンジャーズでリリーフとして21試合に登板して2勝3敗。最速101マイル(約163キロ)の速球を武器にして23回1/3を投げて21三振を奪っていた。12月15日のトレードではサイ・ヤング賞を2回受賞しているコーリー・クルーバー投手(34)とのトレードで、デリーノ・デシールズJR外野手(27)とともにレンジャーズからインディアンズに移籍。今季年俸は56万4800ドル(約6000万円)だが、80試合分のサラリーとなる27万9000ドル(約3000万円)を失うことになった。

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2020年5月2日のニュース