選抜高校野球 史上初の中止、新型コロナウイルスの影響受け最終判断

[ 2020年3月11日 17:34 ]

甲子園球場
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 日本高野連は11日、19日から甲子園で予定されていた第92回選抜高校野球大会について大阪市内で臨時運営委員会を開き、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止することを決めた。

 日本高野連は4日に開いた会見では、出場校に対して無観客での開催を前提に準備を要請すると発表。その上で大会可否の最終判断は11日の臨時運営委員会で行うとしていた。

 1924年の第1回大会以来選抜高校野球大会に中止という前例はなかった。第2次世界大戦の影響で1942年から46年まで5年間は中断という形を取った。95年1月に阪神大震災が起きた際は開催が危ぶまれたが、鳴り物での応援を禁止するなど、災害復興への理解を求めながら開催。同様に2011年の東日本大震災の際も入場行進を一部省略するなどして、予定通りに行われた。夏の選手権は米騒動が起きた1918年と戦局が深刻化した41年の2度中止。42年からは5年間中断となった。

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