オリ・由伸、幼なじみ頓宮とプロ初バッテリー!6回1失点好投に女房「いい投手だなと思った」

[ 2020年3月11日 05:30 ]

オープン戦   オリックス5―1中日 ( 2020年3月10日    京セラD )

先発・山本のピッチング(撮影・成瀬 徹)       
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 「由伸」「裕真くん」と呼び合った幼なじみが、ついに18・44メートルを挟んで向き合った。オリックス・山本が中日戦で先発して6回を3安打1失点。快投は普段通りでも、女房役はいつもの若月ではなく頓宮だった。

 岡山県備前市で実家が隣同士。少年野球チームも一緒だった。バッテリー結成について山本は「小学校の時に何回かあると思いますが、記憶が…」、頓宮は「由伸は野手だったので初めて」。証言が食い違っても!?プロ初のコンビで結果を出した。

 直球主体から徐々に緩急をつけ、中盤からカーブやチェンジアップを増やした。4回にサインが合わず、山本が何度も首を振ったのも遠慮のいらない仲ならでは光景か。山本は「いろんな配球パターンも試せた。プロの試合でバッテリーを組めたのはうれしい」と笑い、頓宮も「ストライクからボールになる球が多く、投げミスがない。リードしてもらった感じ。いい投手だなと思った」と称えた。

 若月が右ハムストリング筋膜炎で離脱したこと、開幕が延びたこと。2つの理由が重なった代役マスクで、鈴木バッテリーコーチからも「由伸が本気で投げる球を受けて、しっかり試合もつくれた。次回もチャンスはある」と評価を得た。

 頓宮は打っても2回の1死二、三塁で三遊間を破る2点適時打。持ち前の打撃は捕手としても武器で「試合に出たらアピールしてチャンスをいかしたい」と意欲的だ。2人でお立ち台に並ぶ日も近い将来あるかもしれない。(鶴崎 唯史)

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