中畑清氏、秋山は「大人だねえ」 大谷の試行錯誤は「先に生きてくる」

[ 2020年2月27日 02:30 ]

オープン戦   エンゼルス7-3レッズ ( 2020年2月25日    テンピ )

大谷のキャッチボールを笑顔で見守る中畑清氏(撮影・柳原 直之)
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 【観戦記】秋山は全然、心配ないね。この日はストライクゾーンに悩まされていたけど“ストライクゾーンの確認できたことが収穫です”と逆に言っていた。コメントが新聞に出て、審判に嫌な思いをさせないような配慮をするインタビューをしていたよ。大人だねえ。

 「自分はメジャーで何も実績のない選手。これから信頼を得るためには結果を出し続けるしかないですから」とも言い切っていた。慣れない審判、慣れない左翼。言葉の弊害もあると思う。良い経験だよ。オープン戦で経験できることは全て経験できればいいね。

 大谷は試行錯誤することが先に生きてくる。ベンチ裏で振り込んで1、2、3打席目とタイミングを交互に変えていた。今、思い切り不安そうにやっている姿は逆にうれしいね。レベルの高いところで悩んでいる感じがする。試合前にクラブハウスで体の厚みが増したことについて話した。投げる方に弊害がなければいい。駄目なことはやらないよ。瞬発力があり、パワーがつくのが理想型。おのずと答えを見せてくれると思う。(スポニチ本紙評論家・中畑 清)

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2020年2月27日のニュース