大谷 右肘死球にヒヤリも「問題ない」 打撃フォーム試行錯誤「いろいろ気付くことも」

[ 2020年2月26日 09:30 ]

初回の第1打席、右肘に死球を受けた大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(25)が25日(日本時間26日)、米アリゾナ州テンピで行われたレッズ戦で「4番・DH」でオープン戦出場し、2打数無安打、1死球だった。

 初回1死一、二塁で迎えた1打席目。1ボール2ストライクから右腕デレオンの直球を避けきれず、右肘のエルボーガードに当たった。一昨年9月に手術した右肘への死球だけに心配されたが「プロテクターにかすりました。肘は問題ないですね」と強調し、一方で「ただちょっと反応が遅かったので、やっぱり距離がいまいち取れてないのかなと感じました。全然避けられる球でした」と振り返った。

 2回2死一塁で迎えた2打席目は右腕リリーのチェンジアップに空振り三振。4回2死の3打席目は右腕レイエスのツーシームを引っかけて、極端な内野シフトにはまり遊ゴロだった。

 1、3打席目は左足を上げる新打撃フォーム、2打席目は昨季までのノーステップ気味の打ち方を試すなど、「打者・大谷」は試行錯誤を繰り返している。「さすがにシーズン中はそんなにコロコロは変えないと思い」と前置きした上で、「どちらが良いのかではなくて、どっちもやっていく中でいろいろ気付くこともあるんじゃないかなと思う。足を上げながら打ちにいって違う感覚の時もありますし、それはいろいろやっていいんじゃないかなと思います」と意図を語った。

 練習前にはレッズの秋山と握手を交わし談笑する場面もあった。「まだオープン戦なので、お互い難しいところもあるかもしれない。リーグが違うので、シーズン中にそんなにやるとは思わないですけど、またシーズン中にあいさつできればいいかなと思います」と振り返った。

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